本格焼酎基礎知識
◎焼酎をよりよく知るための
用語集
杜氏~杜氏とは酒造りを行う蔵人たちの
中の責任者の立場にあり、いわば工場長の
ような存在。清酒造りにも杜氏という職を
設ける蔵元は多い。
麹~麹は、米、麦などの穀類などにカビを
繁殖させたもので、原料のでんぷん質をブド
ウ糖に変化させる役割をする。(その後、
酵母がブドウ糖をアルコールに変えます)
焼酎で使われる麹の種類には白麹、黒麹、
黄麹があり、味わいも微妙に異なる。
手造り麹~現在は半自動、自動化された
機械で麹を造ることが多いが、「手造り麹」と
は、機械を使用せず昔ながらの麹室という
部屋にて、モロタブ(麹ブタともいう)に麹を
盛り、人の手で撹拌したり温度管理しながら
育てられた麹のこと。こまめな手入れが必要
で、たいへん重労働である。
黄麹~焼酎の麹はもともと清酒と同じ黄麹
が使われていたが、九州南部のような温暖な
気候の下ではモロミが腐敗しやすく、黒麹が
使われるようになっていった。最近は温度管理
の技術の向上もあり、一部の蔵で使用されてい
る。やさしくフルーティーな味わいが特徴。
黒麹~明治時代に沖縄の泡盛造りに使われ
ていた黒麹菌が導入され、モロミを腐らせること
なく焼酎造りを行うことができるようになって普及
した麹菌。力強い深みとコクがあり、後口はキレ
が良いのが特徴。
白麹~焼酎に使われる麹菌のひとつ。大正
時代に黒麹菌の突然変異から生まれた麹で、
作業性もいいことから一般に広く普及した。
原料の味を素直に引き出し、おだやかで飲み
やすい味わいになる傾向がある。
甕仕込み、甕壺仕込み~仕込みの
一部の行程に昔ながらの素焼きの甕を用いた
ものにつけられる。甕を仕込みに使うメリットは、
容量が小さいので温度管理やモロミの撹拌な
ど、キメの細かい仕込みができることなどが
ある。
常圧蒸留~昔から行われてきた伝統的な
蒸留方法で、通常の大気圧のもとで蒸留される。
原料独特の旨味成分は高い温度でないと蒸発
しないので、常圧蒸留焼酎は原料独特の旨味、
香りが豊かな味わいになる。
減圧蒸留(低温蒸留)~蒸器内の
気圧を下げることによって、通常の沸点で
ある100℃より低い温度(45~55℃)で
蒸留する方法。減圧蒸留では、低沸点の
軽快な香味成分だけが焼酎として移行する
ため、比較的クセのない軽くきれいな味わい
になる。
酒のこばやし
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