本格焼酎基礎知識
◎地域ごとの芋焼酎の味わい
芋焼酎は鹿児島全域、宮崎県南部で生産されて
おり、多くの蔵元は地元で栽培されたサツマイモを
使用しています。
鹿児島の薩摩半島(西部)は黒土、
大隅半島(東部)は赤土のシラス台地
となり、土壌が異なるため同じ「黄金千貫」という
品種でも、できた焼酎の味には微妙に違いが
あります。
大別すると、薩摩半島(主に南薩地方)で採れた
黄金千貫を用いた芋焼酎は甘くふくよかな味わい
の傾向になりやすく、
大隅半島で採れた黄金千貫で仕込むと、すっきり
とした飲みやすい味わいになる傾向があります。
その他、鹿児島の中央に位置する霧島、伊佐地方
は、土に水分が多くサツマイモの栽培には向かない
ため、多くの蔵元は薩摩半島や大隅半島から
サツマイモを仕入れています。
鹿児島北西部の北薩地方では、サツマイモは
丘陵地帯の水はけの良い土地で栽培され、でんぷん
用にも使われる白豊という品種が多いようです。
宮崎は、一般的な土壌になり、鹿児島ではあまり
使われない、皮が赤い「コトブキイモ」が盛んに栽培
されています。
また日南の多くの蔵元は、黄金千貫を鹿児島県
志布志市の隣の宮崎県串間市あたりから納入する
ところが多いようです。
銘柄がいろいろあってわからない時は、
もし甘めのコクのあるものが飲みたければ薩摩半島
の芋焼酎を、
またすっきりとキレのよいものが飲みたければ
大隅半島の芋焼酎を選べば、
大体あっているでしょう。
鹿児島県~区域
・鹿児島北西部(北薩摩)
・鹿児島中央部(伊佐、霧島地方)
・薩摩半島
・大隅半島
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