水
「名水あるところに名酒あり」
酒の味・口あたりを左右する
地酒の約80%を構成する水。
酒造に適した条件としては、カリウム、リン酸、
マグネシウムなどの成分が多く含まれていることが
挙げられる。これらは麹菌と酵母の増殖を助ける
重要な成分で、不足すると製造管理に多大な影響を
及ぼす。原材料としてだけではなく、洗米・浸漬の段階
から割水までさまざまな用途に使われるため、米の
20~30倍の量が必要。
醸造用の水を「仕込み水」として配っている蔵元も
ある。醸造に適した水としては、灘の「男酒」と呼ばれる
「宮水」と、伏見の「女酒」と呼ばれる「御香水」が有名。
★酒造に適した水の条件
色~無色透明
pH~中性もしくは弱アルカリ性
鉄分・マンガン~0,02ppm以下
有機物~5,0ppm以下
細菌酸度~0,5ml以下
★日本2大醸造水
灘の「宮水」~兵庫・西宮から湧出する水。
江戸後期の関西の酒造文化の中で評判が広まり、
やがて灘全域に広まった。ミネラル分を多く含み、
硬水。
辛口で力強い味に仕上がる。
伏見の「御香水」~京都・伏見、御香宮の境内から
湧き出る地下水。
平安時代に湧きだし、その香り高さから名付けられた。
ミネラル分は少なく軟水であるため、きめ細やかで甘口
の酒に仕上がる。
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